2022年4月28日
知っておきたい店舗経営のコツとは？
「そもそも店舗経営のやり方が分からない」「店舗の売上を上げるにはどうすればよいのか知りたい」自分の店を持ち、店舗を経営するにあたって、こんな悩みを抱えている人は
いるのではないでしょうか。
今回は店舗を持つビジネスの特徴や経営を安定させるコツをご紹介していきます。
店舗を持つビジネスの特徴とは
店舗を経営するにはそもそも店舗を持つビジネスの特徴を知る必要があります。このビジネスの特徴は以下の３つが挙げられます。
♦知名度が上がれば売上も上がるチャンスがある
♦多店舗展開により事業規模が広がる可能性がある
♦事業継続は容易ではない
それぞれを詳しく説明していきます。
♦知名度が上がれば売上も上がるチャンスがある
店舗ビジネスはメディアに取り上げられるなど知名度がアップすれば、売上も一気に上がるチャンスがあるのが特徴です。最近ではテレビや雑誌だけでなく、SNSの普及などにより短期間で店舗の情報が広く拡散されやすく、知名度が急上昇するケースも多くあります。店舗の売上を上げるためにSNSで拡散されやすいような商品や店の内装を意識してみてもよいでしょう。
♦多店舗展開により事業規模が広がる可能性がある
開店した１店舗目が好調な場合、多店舗展開すればその分事業規模も拡大できる可能性があります。複数の店舗を持つことが出来れば、一気に売上を伸ばすことも可能です。ただし、店舗をたくさん持つことは元々のサービスや商品の質を維持できなくなるリスクも生じるため、ブランドイメージを崩さないように各店舗のマネジメントが必須となるでしょう。
♦事業継続は容易ではない
店舗ビジネスはうまくいけば多くの利益が期待できますが、同業種に限らず常に多くの店舗が開業しています。漠然と計画性なしにビジネスをスタートさせると、オープン直後から売上がなかなか上がらず一年たたないうちに閉店せざるをえないケースも多く見受けられます。
店舗経営するにあたって知っておくべきポイント
店舗経営の特徴をご紹介しましたが、次に店舗経営を始める前に知っておくべきポイントをお伝えします。
♦一定の経験や資格が求められる業種もある
♦ライバルが多いと生き残りは難しい
♦初期投資や家賃に費用が多くかかるものもある
♦立地は店舗の業態に合わせて検討する
♦人材雇用の負担は大きくなっている
♦広告費用も経営の負担になりかねない
以下で詳しくご説明します。
♦一定の経験や資格が求められる業種もある
業種によっては一定の経験や専門的な資格が必要な場合もあります。店舗経営を始めるときにまだその部分が足りていない場合は経験を積んだり、資格を取得したりすることからのスタートとなります。前もってしっかりと確認し、入念に開業の準備を進めていきましょう。
もちろん、必ずしも資格は必要ではない業種もありますが、資格を持っていることでその分野の知識やスキルを身につけていることへの証明にもなり、それがお客様や取引先への信頼感にもつながります。出来れば取得することをおススメします。
♦ライバルが多いと生き残りは難しい
競合店が多いとその分生き残りは厳しくなってきます。出来る限り価格を安くするという価格競争に巻き込まれてしまい、利益がほとんど手元に残らないといったケースも多く見受けられます。他との差別化をはかり、独自性のあるサービスの提供をすることが求められます。
♦初期投資や家賃に費用が多くかかるものもある
業種によっては高価な設備が必要だったり、ある一定の広さが必要で家賃が高額になったりと費用がかかるものもあります。事前に相場を調べ、しっかりと資金計画を立てる必要があります。
♦立地は店舗の業態に合わせて検討する
店舗経営の大きなカギとなる要素が立地です。その業種ごとに理想的な立地条件はことなります。ターゲットとなる人の行動パターンをよく考えたうえで検討しましょう。
♦人材雇用の負担は大きくなっている
店舗経営を持続および拡大していくには人材の確保は必須となります。しかし多くの店が日々オープンしていく中で良い人材を確保するには魅力的な条件を提示しなければなりません。資金計画を考える上で毎月の人件費もしっかり考えましょう。
♦広告費用も経営の負担になりかねない
広告を出すことは売上アップのチャンスとなりますが、雑誌やインターネットに出す広告費も安くはありません。あまり広告費をかけすぎると、それが経営悪化の原因にもなりかねません。やみくもに広告を打つのではなくターゲット層に一番有効な方法は何か事前に調査をして、広告の運用方法や媒体を選択していきましょう。
店舗経営のコツ
いよいよ店舗を開店し、その後経営を安定的に持続させる店舗経営のコツをご紹介します。
♦客単価のアップ
♦利益率を高める
♦口コミ強化
♦時期や季節によって集客方法を検討する
♦客単価のアップ
客単価とはお客一人当たりの平均支払額のことです。客単価をあげることで集客が伸び悩んだとしても売上を確保することが可能となります。
客単価とアップさせる手法として「クロスセル」というものがあります。これはお客が購入した商品やサービスに関連するものも同時に購入してもらう販促手法のことです。クロスセルを実施する際にはお客に押し売り感を与えないようにしっかりとメリットを伝える必要があります。店舗スタッフのコミュニケーション力がカギとなります。
また支払い方法を増やすことも一案です。近年キャッシュレス決済もとても増えてきています。海外からのお客は普段の生活では現金をほとんど使わないという人も多いです。現金では購入しにくいものもクレジットカードや電子マネーで可能となると、購入される可能性も増えてきます。
♦コストを意識し利益率を高める
コストの意識を高めることも店の利益のアップにつながります。業界によって店舗の商品の原価率は様々です。原価率をいかに抑えることが出来るのか、仕入れ方法など検討することが大切です。初めは自身の業界の原価率はどのくらいなのか調べることからスタートしても良いかと思います。
♦口コミ強化
売上を上げるには集客が大きな肝となります。口コミによる集客も店舗経営をスムーズに行うためには必要です。口コミと聞くとグルメサイトや美容系サイトのイメージが強い人も多いかと思います。良い評価の口コミを集めることが出来れば掲載に一定のコストがかかったとしても、安定的に集客を行うことが期待できます。
より多くの良い口コミを集めるにはインパクトのある商品や看板商品をつくることをおススメします。店舗がアピールしたい内容を分かりやすくしておくことで、「あの商品を試してみたい」と思わせ、その結果価格に見合う価値を感じてもらえれば、良い口コミを投稿してもらえる可能性も高まります。
♦時期や季節によって集客方法を検討する
集客は時期や季節によって大きく変わります。季節に合わせて店舗の商品を変えたり、イベントを開催したりすることで消費者の購買意欲は上がるのです。
時期に合わせた消費者のニーズをしっかりくみ取ることが大切になります。
～まとめ～
今回は店舗経営の特徴や経営を持続させるためのポイントをご紹介しました。
事前に自分自身の業界のことをよく調べ、有効な知識や情報を入手することが大切です。これから店舗経営を考えている方、今現在されていて売上に悩んでいる方、当事務所は店舗経営のあらゆるサポートに対応しております。まずはお気軽にご相談ください。